【CREW】日本ならではの慣習をライドシェアに

ライフ

みなさん、「Uber」はご存知ですよね?
言わずと知れたユニコーン企業であり、ライドシェアで世界No1企業ですね。

従来のタクシーとは異なり、一般の人が自家用車で有償送迎するライドシェア。
「車を持っていて運転したい人」と「車に乗せてほしい人」をマッチングするサービスですね。

アメリカを始めとする海外では、絶大な人気を誇り、利用者も多くいると言います。
しかしながら、日本ではサービス展開されていません。

日本には道路運送法上の規制があり、ライドシェアを実施する事が出来ないのです。

そんな中、ライドシェアを日本にでも広めたいと考えている方がいます。

株式会社Azit CEO 吉兼周優さんです。
吉兼さんが手がける「CREW」という「ライドシェア」サービスについて紹介します。

www.youtube.com

日本でライドシェアが出来ない理由

日本では、道路運送法のため、「ライドシェア」は法律で禁止されています。

旅客自動車運送事業
他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する事業
引用元: 

道路運送法 - Wikipedia

バスやタクシーのことですね。
運んでもらいたいところへ(需要)、ユーザーがお金を払って(有償)、バスやタクシーで運んでもらう(旅客を運送)となりますね。

許可なく、自動車を使い有償で運送した場合は、いわゆる「白タク」扱いになるようです。
ちなみに「白タク」とは白ナンバーのタクシーという意味で、許可を得ている場合
緑字に白文字のナンバーが交付されるので、白ナンバーでは許可されていないという事です。

上記の法律があるので、Uberも例外なく「白タク」と見られ、サービスを行えてないのが実情です。

2015年に行われた国家戦略特別区域諮問会議で、安倍首相が「日本を訪れる外国の方々の滞在経験を、より便利で快適なものとしていくため、過疎地等での観光客の交通手段として、自家用自動車の活用を拡大する」として、過疎地等におけるライドシェアに対する規制緩和する意向を示していこうとしていて、少しづつ変わっているようですが、現時点でもまだ規制されています。

「CREW」とはどんなサービスなのか

CREWでもタクシー事業者では無い運転手が運転する車に乗車し、ユーザー側の需要に応えて運送を行い、ユーザーが料金を支払うことになります。
ここまで聞くと完全に「白タク」ですね。

しかし、運転するドライバーと支払をする料金が白タクとは異なります。

  • ドライバーは厳正な審査基準をクリアしなければなれない

ライドシェアでは一般の方が運転手となります。(Uberは審査あり)
しかしCREWでは、厳正な審査をクリアしなければなりません。
書類審査だけでは無く、面接やミートアップを実施し、信頼性の向上に努めています。
CREWでは「安心・安全」のブランドを築くため、ユーザーのためを思い、実施しているのだと思います。

さらにドライバーとライダーが相互評価をするシステムを採用しており、低評価が継続するユーザー、利用規約や交通規則に反する行為をしたユーザー等に対して、一部権限または全権限を停止するなどの応対をされているそうです。

ドライバーへの徹底した管理が見えますね。

  • 基本料金はガソリン代・高速代と手数料のみ

CREWでは、自家用車運送の違法となる「運賃」は発生しません。
どうゆう事かというと、 ガソリン代・高速代と手数料以外は謝礼として、ユーザー側が任意に支払う仕組みになっています。

f:id:ikapei:20190509002432j:plain

https://crewcrew.jp/ より抜粋

もちろんドライバーが謝礼を強要・要求することは禁じられています。
謝礼なので0円から設定が可能です。

平成30年3月30日に国交省が正式なガイドラインを通達したことにより
道路運送法での許可や登録を要しなくなったことで、正式にサービスする事が可能になってます。

道路運送法における許可又は登録を要しない運送の態様について

http://www.mlit.go.jp/common/000225551.pdf

CREWへの思い

Uberなどのライドシェアサービスとはプロダクトが生まれてきた背景が異なるといいます。
海外ではそもそもドライバーの質の悪さやよくわからない料金体系(ぼったくり)、そもそも数が少ないなどのを解決するためのサービスであると考えれているそうです。

日本では、そもそも公共交通機関の質が高いから、この点は解決しなければならない優先順位高くないですよね。

一方CREWは昔からある近隣の人との信頼関係を前提とした移動手段という慣習をサービスで表現できないかと考えているようです。

田舎までいかなくてもコミュニティの中で助け合う事ってありましたよね。
小さいころ僕の親は忙しく、習い事やイベントの送り迎えが難しい状態でした。
そんな時に近所の方や、仲のいい方に一緒に乗せて行ってもらうことが良くありました。
そのお礼として、飲食業を営んでいた僕の親は、おかずなどをプレゼントしていました。

これはまさにCREWで実現したい世界観ではないのでしょうか。

きっと皆さんも経験ありますよね。
もしかしたら友達同士でもこんなシーンがあったかもしれないですしね。

サービスの現在と今後

2018年9月には10億円もの資金調達を成功しているプロダクトです。
同じく2018年8月には鹿児島県与論島で実証実験を行ったそうです。
結果は島民の移動の足として高い評価を受けたとのことでした。

現在サービスを受けらるのは以下の通り。

展開エリア/サービス利用時間
東京都内一部地域 / PM8:00 – AM3:00
そのほか一部地域(鹿児島県・長崎県の一部)

実際に使用された方のレビューがあったので紹介させて頂きます。

i-chihiro93115.hatenablog.com

現在は一部の地域のみでのサービスですが、日本全国の「移動」に関する課題を解決することを目指しているようです。

まとめ

移動手段に関する課題は近年深刻化していますよね。
鉄道や公共バスは赤字から廃線に追い込まれていますし、高齢化で免許の返還が起こり
高齢化社会の中で、移動手段が奪われています。
行政も悩みながら試行錯誤をしていると思いますが、これといった解決策はニュースには上がってきていない印象です。

僕も仕事で地方自治体さんと会話させてもらう機会がありましたが
そこでも移動の課題はどうしようもないと嘆いていらっしゃいました。

しかし、CREWのサービスのような乗り合いで解決を目指す自治体さんや
地方の観光業に生かすために、国も動いているように感じます。

CREWのようなサービスが広がり、心地よい世の中が広まればいいなと思います。

crewcrew.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました