【実験思考】「価格自由」も凄いけど内容はもっとすごい!【光本 勇介】

ライフ
今話題の実験思想を読み終えました。
「本の値段は皆さんが決めてお支払いいただく仕組み」ということが注目を集めていますが、書かれている内容は僕のようなサラリーマンにもとても役に立つ内容でした。

また昨今流行りのビジネス本は「動け!」「今すぐやれ!」「とにかく動き続けろ!」と僕たちに問いかけてきます。

実験思想は違いました。清涼感があって、ゆっくりとした時間軸で読めるビジネス本であると思います。

その時間軸の中で新たな発見が僕らにもあり、「実験思想」に近づけるのではないかと思います。

普通の生活者であり続ける

意識くらい高めに持った人たちは言います。
「これからはAIの時代が来る」
「プログラミング位勉強しろ」
「ブロックチェーンで仕組みが変わる」
言っている意味は分かります。僕も例外なくその言葉を信じて日々勉強を続けています。
でも違和感は感じるのです。
  • 今生きていてその変化は実感できるのか?
  • 明日から何か変えられるのか?
たぶん多くの人は変えられないのではないでしょうか。
「理論は分かる、現実は違う」です。
意識くらい高く持っている人は言います。
「現実を変えられないのは行動していないからだ!」
「とにかくやってみることが大事なんだ」
「トライ&エラーを繰り返せ」
それが出来ないから困っているのです。光本さんの本は違います。

「全力で「普通の生活」をしていると、世の中は不便なことだらけだと気づきます。」

全力で普通の生活をされているそうです。つまり僕たちと一緒なんですよね。
その中で「不便」や「不満」を解消することを考える。それがビジネスに繋がっていくのだと思います。

僕たちが感じている不満

会社に勤めている方であれば当たり前に行われている事を不満に感じていることが多いのではないでしょうか。
例えばこんなことないでしょうか?
「年度の変わり目で、変更点を目視で確認しなければならない」
「電話の取次ぎをいちいちするのがめんどくさい」
「不透明な計画を立てるのに、時間をかけて資料作成する」
また流行りのコミュニケーションツールやRPAを導入しても思った効果は出ないことが多いのではないでしょうか?
これは、リアルを体験している僕たちにしか解決出来ない課題な気がします。もちろんスケールするために標準化していかなければならないことは分かります。でも「法人」であるから、1つ1つの会社、組織で「オーダーメイド」しなければならない課題も多いと思います。
「オーダーメイド」な課題を自分たちが感じている不満を解消するために「実験思想」でやってみる。
僕たちにもきっと出来る事だと思います。

当たり前のことを当たり前に「表現」する

僕たちは思っているほど、当たり前と言われている事は出来ていないと思います。それは、上司に言われたことを正しいことだと認識しているからだと感じます。
自分では違和感を感じつつ、これが当たり前だと上司に言われたらそのまま行動する。いつしかそれが当たり前になっていく。繰り返していくうちに、僕らの当たり前も上書きされていく。ギャップ感じますよね。
光本さんはこう言います。
「すべての人を信じるビジネスがやりたい」
ほとんどのビジネスが「すべての人を疑う」という前提で成り立っています。
しかし「すべての人を信じる」前提で成り立つと証明できたら、これからのビジネスは一変する可能性があります。
これは会社や組織でも一緒な気がしています。
「今の若い奴はリテラシーが低いから、制限をかけろ」
「新しい風が吹くと、ろくなことがないからやめさせろ」
「今までと違うやり方など許さん」
これは「すべての人を疑う」前提で成り立ってますよね。
相手の事を信じて、まずはやってみる姿勢を育まないと、成長は途切れてしまします。
光本さんのビジネスアイディアを読むと、「当たり前」にそうすべきだなと思います。でも世間や上司の「当たり前」に飲み込まれていると、自然になってしまう。僕らの「当たり前」がズレてしまうのですね。
ビジネスでも組織でも「当たり前」なことを「当たり前」に表現する大切さを改めて実感しました。

性善説やマスの感覚を信じる

決して光本さんは性善説を信じているわけではないと思います。
でも僕らが「普通」にやっていることを「普通」にやるんだから、これからもするよねという感覚なんだと感じました。
  • 先払いでも約束したことは守る
  • やってもらったことについて、恩義を感じる
  • やってもらったことについてはお返しをしようよ
これらは無意識でも僕らが感じている「普通」なんだと思います。
それを信じて、実験してみる。
それが光本さんの「実験思想」なのだと思います。
ということは、僕らは出来るビジネスマンだったり、インフルエンサーより
「普通」の感覚は強いはずですよね。
一度立ち返り、僕たちの「普通」とは何で、侵されている「普通」は何かを考えると
それがイノベーションに繋がっていくのではないでしょうか。
きっと僕たちにも出来ることなのだなと感じさせてくれました。

まとめ

「やれ!やれ!」
「動け!動け!」
「世の中は変わっていくぞ!」
これも素晴らしい価値観だと思います。僕自身もその言葉に何度も励まされて、動くことが出来ました。
でも、自分自身の価値観を再度考え直す立ち返りの時期も必要だと思います。
「実験思想」は立ち返りの機会を与えてくれる本だと思います。
「当たり前」のことを「当たり前」にやる。よく言われる言葉ですね。
でも「当たり前」が侵されていることには気づかない。
一度立ち返って、自分の「当たり前」を振り返ってみるのもいいのではないでしょうか。
いけいけドンドンのビジネス本ではなく清涼感を与えてくれる、刺激的な本だと思います。
「価格自由」に踊らされず、真摯な気持ちで読んでみてはいかがでしょうか。

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