山田孝之さんに対して、みなさんはどんなイメージですか?
僕は、個性派俳優であり、「あいつ、毛玉なんで」(綾野剛さんの発言)と言われていたり、時にノンフィクション(フジテレビ)に出てきそうな、リアルを伝えられる恐怖を感じる方だなというイメージです。
そんな山田孝之さんがとても考え深いインタビューを受けていたので
それを紹介しつつ、自分自身の考察も深めていきたいと思います。
やらなきゃいけないことをやる
具体的にやらなきゃいけないことは語ってませんが(というか出来なくなるから言わない)
やりたいことよりもやらなきゃいけないと考えることが増えているそう。
それは、置かれている環境や後輩の事を思い、自分への使命感に変えているのではないかと思います。
インタビューではプロデューサーを「やらなきゃいけない」と思い、やっていることが語られています。
なぜその思いが生まれたかを考えると、僕たちにも当てはまることがあるのではないかと思います。
俳優仲間で集まって飲むと、文句が出たりするんですよ。でもそこで傷のなめ合いをして、みんなでなんとなくマヒさせて、結局同じような環境で働いていく…。
こんなことをやっていたら、どんどん人が崩壊していくなと思ったんです。
引用元:https://newspicks.com/news/3857099/
これ僕らもきっとそうですよね。
同僚や上司と集まって飲んで、会社の愚痴や上司の愚痴を言い合う。
でも自分たちは頑張っているし、そこが伝わればあの人も変わるよね的な話をダラダラとする。
その時は一生懸命考えているし、アルコールの力を借りて、普段言えないことも言う。
だけど、結局その話から変わる人はほとんどいない。
もちろん飲み会をフックにして、チャレンジする機会を得るケースもあるけど
それはきっとシラフでも可能な事で、変わらない人は何をやっても変わらない。
ローカルで閉ざされた世界で、まさに傷のなめ合いをしているだけのように感じる。
これも悪い事では無いと本当に持っていますが
僕はその世界が少し嫌になって、ブログの世界に飛び込んできた側面もあるので
山田孝之さんが言っている事がすごく腑に落ちる。
心が削がれる環境を変える一つとして、プロデューサーを「やらなきゃ」なんですね。
全ては「表現」
プロデューサーでも俳優でも、全ては「表現」。カメラの前にいても後ろにいても、世の中に何か伝えたいというのは、立ち位置が違うだけで結局表現。表現者であること、それを日々追求し続けています。
引用元:https://newspicks.com/news/3857099/
全ては「表現」
これも僕らに当てはまるように感じます。
表現と聞くと、俳優や歌手などのアーティストと呼ばれる人がやることというイメージが強いですが
きっと僕らサラリーマンも表現者じゃないかと思うときがあります。
業務に必要となる知識や経験を溜め込み、それをどうアウトプットとして表現するかを考える。
表現方法に個性が出るし、新たな価値観が生み出される。
そうやって仕事は変化に対応出来て、継続していくのではないかなと思います。
もちろん固定化された概念を変えずに、言葉巧みに言ってくるケースや
権力をつかい押し付けてくるケースも多々あると思います。
だけど、僕らがそこに負けず表現者として、新たな価値観を生み出していく行為こそが
大切なのではないかと思うのです。
それが合っているか、間違っているかではなく、ルーティンワークのような流れ作業として
処理される前に一歩止まってみるキッカケになるために表現していくことが必要なのだと思います。
そうした積み重ねが組織と個人をいい変化に導いてくれる気がする。
死なないなら一回やってみる
20代前半までは仕事を選ぶ権利がなかったそうだが
そのフラストレーションをぶつけ、仕事を選ぶ権利を獲得し
その後20代で僕の知っている「個性派俳優」の山田孝之さんが見られるようになります。
そしてチャレンジを続け
- ゴールデン番組は面白くないものばかりだから、深夜ドラマに出る
- SNSで荒らしを取り上げてみる
- 「THE XXXXXX」を組んでライブをやる
- 「me&stars」という会社を作る
を実行していきます。
このような活動は全て「表現」に繋がってゆくんだそうです。
結局トライを繰り返しているんですよね。
きっとここで語られている内容は出来上がったストーリーであって
その最中は死にたくなったり、逃げ出しそうになったり色々あるはずなんですよね。
時として、ヒューマンストーリーには自分でも出来そうと感じる内容が書いてあるけど
現実は違って、チャレンジし続ける事が大切(楽しいかつらいかは置いといて)なんだよね。
死なないと思って、1回やってみる。
これは今日から出来る事なんだよね。
それが難しいだけどね、僕もチャレンジしていきたいと思います。
後輩に背中を見せるということ
予算の問題が出たときに、まずは自分の部分を削る(かっこいい)、そして面白いことをやる。
だけど山田孝之さんは、後輩のためには、面白いことをやっていても「儲からない」じゃダメだと、経験で気づいた。
僕も後輩を抱える立場として、考えなきゃいけない問題だなと思う。
後輩たちは先輩たちを見て、何を考えているのだろう?
先輩っていう「型」で見ちゃうと、あの「型」にはなりたくないって感じているのではないだろうか。
山田孝之さんの「面白いことを儲からない状態でやる」という「型」を見ると
確かに、なりたくないことなのかもしれない。
だけど、「型」じゃなくて、「思い」とか「ビジョン」で見ると
山田孝之さんみたいになりたいなって思えるようになると思う。
なぜなら、めちゃくちゃかっこいいからね。
やっぱり、稼いだり、知名度や地位が上がることを見せるのも大事なんだけど
なぜそうやっているのか とか その先に何が見えているのかってところが
自分自身の成長に繋がっていくんじゃないかなと思います。
山田孝之さんも
「ハリウッド俳優が日本の映画に出たい」と言ったら最高!
とか
「媒体が多様化したなかで、テレビ局がこうゆう時代にどう戦うのか」
とか
「45歳ぐらいで山田孝之教祖として宗教を開いて、そこでに金儲けする。」
※これは冗談で答えていた。
みたいな思いがあって、それを実現するために、いろんなことにチャレンジをして
自分の利益を削っても面白い作品を作ろうって思っている訳じゃないですか。
「型」を見ると、自分には出来ないとか合わないなって思っても
「思い」は近しいものとか、少し変えたら自分の思っている事になりそうとか
ヒントはいっぱいありそうな気がします。
そうやって後輩に背中を見せられればいいなと思うし
僕も先輩をそうゆう気持ちで見ていければと思う。
まとめ
変わっているけど、「表現」に関する熱い思いと、「後輩」への思いが、分かる魅力的なインタビューでした。
最後にこんな内容も紹介します。
──最後に、「令和だけど、どうする?」と聞かれたら。
令和ね。改元をきっかけに変わるなら、僕なんか200回ぐらい元号が変わってるんじゃないかって思いますよ。いろいろやっているから。
引用元:https://newspicks.com/news/3857099/
最後までクスッとくる面白さがあります。
正直、今まで山田孝之さんについて、そこまで知らなかったです。
このインタビューで知ることが出来て、よかった。
だって、めちゃくちゃかっこいいから。
気になる方はこちら
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