家を建てる時の終盤に差し掛かると、スイッチの高さを決めなければいけない時期が来ると思います。
特に希望を出さなければ、一般的に言われる床面から1200mmに設置されることが多いそう。
ここは1度立ち止まって自分たちに使いやすいスイッチの高さを考えて見るとともに
我が家では930mmを採用して、とてもよかったと感じたので
その辺りも含めて紹介していきたいと思います。
スイッチの高さ、最適解は930mm!
と言う訳で、我が家も多くのスイッチの高さを930mmにしたのですが
メリットに感じている部分が多いのです。
とは言え、全てがメリットだらけってことでも無いので、それぞれ感じたことを紹介していきたいと思います。
スイッチの高さ930mmのメリット
まずメリットとして挙げられるものを3つほど紹介していきますね。
スイッチが目線に入らないということ!
ちょっと比較が分かりにくいかもしれませんが
こちらが930mmの位置にスイッチが配置してある廊下で
ドアから3m離れた場所から撮った画像です。(画像右側にあるのがスイッチ)
そしてこちらが1100mmの位置にスイッチが配置してあって
先ほどと同様3m離れてた位置から撮った画像です。(画像右側一番左が1100mmのスイッチ)
奥行きの感じが違うので、分かりにくいかもしれませんが、ちゃんと3m離れた同じ距離で撮影されたものです。
スイッチの位置関係も違うので、単純比較は出来ませんが
930mmの方が、目に入る位置にスイッチが来てないことが分かりますよね。
目線より下にスイッチがある方が、部屋全体がスッキリして見ることが出来ます。
これは「余白を作った方が」オシャレに見えるとよく言われるのと同じ効果だと思ってます。
目に入る位置にスイッチがあるだけで、スッキリとした印象を抱きにくいですが
930mmだと目線に入らないので、部屋自体がとてもスッキリとして見ることが出来ます。
これが最大のメリットですね。
ドアノブの高さと合っていること
皆さんドアノブの高さってご存知でしょうか。
メーカーによって異なるようですが、おおむね900mm~950mmに設定してあるんです。
我が家が採用したPanasonicのドアも
ご覧の通り床から930mmなんです!
つまりドアノブの高さとスイッチの位置関係が合っていることにより、よりスッキリとした印象を与えられます。
(こんな感じで非常にスッキリ)
スイッチってドアを開閉したりする際にON/OFFをすると思うので
- ドアを開ける→スイッチを押す
- スイッチを押す→ドアを閉める
という動作がスムーズになることもメリットです。
両手がふさがっていても押せる
買い物をしてきた帰りとか、お子さんを抱きかかえながらとか
家は両手がふさがる場面もまぁまぁありますよね。
そんな時も930mmの位置にスイッチがあれば
肘を曲げた位置で押せるので、本当に便利!
1200mmの位置にある家にも住んでいましたが
- 肩で頑張って押す
- 肘を高く上げるように頑張って押す
- 最悪アゴ笑
という形で押さないといけなかったのが、不要になったので、本当に便利です。
バリアフリーという意味でも最適
高齢の方にもオススメの高さであることも大きなメリットになります。
(引用元:Panasonic HP)
高齢になるにつれて高い所にあるのが対応できなくなる・・ということでしょう。
900mm~1000mmが推奨されています。
また車いすの方が押せる位置も900mm~1000mmの高さですので
バリアフリー設計という意味でもメリットがあります。
スイッチの高さ930mmのデメリット
メリットが多いですが、人によってはデメリットな部分もあります。
家具にスイッチが隠れてしまう
930mmという高さは意外と家具に隠れてしまう高さです。
キッチン付近で言えば
- 冷蔵庫
- ウォーターサーバー
- ワインセラー
など背の高い家電は干渉する形になると思いますし
食器棚なども高さによっては隠れてしまいます。
本棚を始めとする棚系もそうですし、デスクや子供部屋の背の高いベッドなども隠れてしまいます。
隠れてしまうと押しにくそうなのが930mmの位置なので、考慮が必要になります。
スイッチの高さは1200mmが一般的に使われている
930mmがオススメ!と言っている理由なんですが
一般的にスイッチを設置しようとすると1200mmにするからなんです。
現在賃貸物件に住まわれている方は是非計ってみて欲しいのですが
恐らく1200mmなんじゃ無いかと思います。
(引用元:Panasonic HP)
ちなみに余談ですが、私が住んでいた賃貸物件は1350mmの位置に設置されているものも複数ありました笑
つまり標準的に行くと1200mmで設定されてしまうので、気になる方は吟味の上希望を出しましょう。
今まで住んでいた家で気になることがなかったと思いますので、このタイミングで
自分に取ってのベストを探ってみるといいですね。
最近は1000mmが採用されているケースも増えてきている
最近では1200mmで無く1000mm設定のハウスメーカーも増えてるみたいですね。
(引用元:積水ハウスHP)
例えば積水ハウスのホームページを見ると1000mmが標準設定になっているようです。
顧客の声が届いてのことなのかもしれませんね。
最後に
スイッチの高さまで決めないといけないの!?と私もリノベする時に思いました。
ただあの時ちゃんと考えて930mm推しになれたことが現在の暮らしをストレス無く暮らせている
一つの要因な気がします。
皆さんもぜひ、ご自身のベストな高さを考えてみるのもいかがでしょうか。
皆様もベストなスイッチの高さと出会いがあることを願っております。
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