人間の直観の的中率は90%である。
というのはイスラエルのある大学の研究で発表されていますよね。
直感と言うのは意外と大事で、皆さんも最初思ったことが、だいたい当たっているみたいな経験があるんじゃないかと思います。
リノベーションにおいても直感はすごく大事だと思っていて
数ある住宅設備メーカーからあれもこれも見ているとなんにも決められなくなる。。ということが起きてしまうので
自分が最初に感じた「直感」を信じて進んでいくことが個人的にとても満足度が高まることに繋がります。
私もある対応を頂いたことで、直感を信じ、1つのメーカーさんに決めて住宅設備を選んだのですが
今でも間違ってなかったなと満足度の高い暮らしをしています。
そんな話をしていきたいと思います。
ショールームで熱く語る担当者
中古リノベーションをする選択をしなかったら一生訪れることは無かったであろうTOTOのショールーム。
ここに訪れるまで名前は知ってたけどくらいの認識ですが
北九州市小倉北区に本社を置く、衛生陶器をはじめとする住宅設備機器などの製造販売を行うメーカーで
トイレのシェアはNo.1(確かによく見る)で、住宅関連設備はシェア2位の巨大企業なんですね。
私が中古リノベーションをしたのは、2022年でコロナ渦がまだまだ世界を乱していて、世界物不足と共に入場制限が引かれ、なかなか見たいものも見れない状況。
加えてリノベーション会社の4社比較真っ只中ではあったのですが、見積を出すにせよ、物不足の中
真っ先に決めないといけないのは、設備であると急かされて、とりあえず覗いてみることにしたんです。
席に案内されると、笑顔が素敵そうなお姉さんが担当とのことで、ご挨拶。
心の中ではカタログの内容も正確に把握していない担当者かもしれないな~と期待感無く
中古リノベーションをすること、キッチンなど設備を見たいことを伝えると
「では、まずはキッチンからですね~」と
TOTOの神々しいキッチン達が並ぶ場所へ。
すると、担当の方は
「TOTOは何よりも技術なんです!見てくださいこの継ぎ目の無いシンクを!」
と語り出してくれました。
なんて熱い思いを持っているんでしょう。
つい数分前の自分を1発は引っぱたけるレベルで申し訳無く思いながら
素敵な言葉たちを脳裏に焼き付けていきます。
「私もこのキッチン使っているんですけど、やっぱりTOTOは技術が凄いですからね~」
なんてまるでメーカーの販売している方とは思えぬ他人事感で
踏み込み過ぎない言葉を投げかけてくれます。
はえ~これは凄いとそんな姿勢についつい感動してしまった訳です。
シンプルでかっこいいに惹かれていく
当然お姉さんの入れ知恵と愚直な話術にやられていますが
技術が凄いということだけあり、見るものがとても素敵なものに見えてきます。
(引用元:TOTO公式HP)
TOTOの最高級キッチンクラッソは、お姉さんと言う通り
シンクの継ぎ目も無く、美しい空間を作ってくれています。
加えて水栓もシンプルであり、曲線の作り方は他社では見れない美しさすら感じます。
元々技術の高さや、作り手のこだわりみたいなものにめっぽう弱い私は
お姉さんの熱量と技術力を推してくる所、何より自分自身がTOTOのファンであるかのような振る舞い。
このすべてにやられてしまっていたのかもしれません。
この時「直感」でTOTOの設備を入れたいなと感じた訳です。
他のショールームに行ってみる
とは言え、1つ見ただけで、素人が話術にやられている構図は目に見えているでしょう。
石橋を叩いて渡るタイプでは決して無いですが、他を見ずとも決めれるほど、肝は据わっていません。
そこで、シェア圧倒的No.1 リクシルのショールームへ。
あ、その前にここでは特定のメーカーさんの批判をしたい訳では無いので、あしからず。
で、リクシルのショールームに出向いた訳ですが、色々見ていると
担当の方から一言
「リクシルは住宅に関する全てのものを提供できます。ですので選んで頂けさえすれば、素敵なお家を作ることが出来ますよ」と。
なるほど、きっとそうなのでしょう。
中古リノベーションをするようになってから色々調べるようになった今だからこそ分かりますが
リクシルは素晴らしいメーカーであり、住宅に関する設備は基本揃います。(我が家もドアサッシなどいくつか選択しました)
ただ、個人としては全然ピンと来る言葉では無く
「なんでも出来るは何にも出来ない」
の持論が頭の中をグルグルしてしまう展開に。
私個人に刺さるコメントも無く、リクシルは早々に選択肢から外れてしまいました。
合わせて、トータルコーディネートをしてくれるパナソニックも見に行きましたが
どちらかと言うと、専門性が低く、言われたことに対してカタログベースの回答をくださる担当の方だったので
少し押しも弱く、良さが分かりにくかった点も、寂しい感じがしましたね。
設備の性能も大事だけど「直感」を信じてみては
家の事なので、もちろん設備の性能はすごく大切です。
適当なものでOKとはならないですよね。
ただ、よく考えてみてください。
多くの家が建っている中で、建売であれば住宅メーカーが選択したものが入ってますし
注文住宅をするにしても、ある程度決まったメーカーから選択する人がほとんどだと思います。
ということは、各社こだわりの部分を除いて、必要最低限の性能は担保されていると思うんですよね。
例えばトイレの節水機能を取っても
TOTOはトルネード洗浄を謳い、旧式と比べて75%の節水を実現するそう。
一方リクシルもパワーストリーム洗浄を謳い、旧式と比べて73%の節水を実現するそうです。
これ日常生活していて、感じる差ですかね?
行っちゃえば、トイレの回数が人より多い家だともっと誤差になる話じゃないですか。
だから性能については、あんまり気にする必要が無い気がしています。
(もちろんグレードの差と出せるお金は気にするべきです)
だったらメーカーのこだわりとか、デザインが好みとか
そういったもので設備を選んでみるのも一興じゃないかなと私は思います。
最後に
少し暴論かもしれませんが、直感を信じて選択していくのは、個人的にすごく大切な価値観だと思います。
中古リノベーションにおいて、選ぶことはとてもたくさんあり、情報過多な世の中なので
迷いに迷ってしまう時が来ると思います。
そんな時は1度自分の「直感」に戻ってみて、進んでいけるといいのではないでしょうか。
いつもながら、皆さまにも素敵なお家との出会いがありますように願っております。
コメント