新入社員がつらい時期を乗り越える4つの思考法

ワーク

毎年新入社員の方と話す機会と、その多くの方がこんな事を言っています。

「毎日会社へ行くのがつらい」
「自分には何もできなくて、自信が無くなっていく」
「思ってたのと違う!」

そう思う気持ち、よく分かります。僕も新入社員を経験していますし、今は毎年入ってくる新入社員の方と話をすることが多いです。彼、彼女たちと話していて感じたポイントや自分自身の経験を踏まえて、次の4つのポイントで思考法をお伝えします。

  • 過去の自分と比較するとつらくなる
  • 新しいキャラを作ってみる
  • 辞める選択肢を持つ
  • つらいことも我慢し続けなきゃいけないのか

では1つづつ話していきますね。

過去の自分と比較するとつらくなる

新入社員で入社された方の多くは大学を卒業して企業に入る人でしょう。

大学時代を振り返ったときに

「コミュニケーション能力高いよね!」
「君は出来る部類だから絶対活躍出来るよ!」
「サークル長やゼミ長で50人をまとめていたんだから絶対大丈夫!」

と言われていた人は結構多いのではないでしょうか。

その能力は素晴らしいことだと思います!ただ大学での人間関係やコミュニケーション能力がそのまま企業内で通用しないのが社会の厳しい現実です。なぜかと言うと企業の組織には価値観の違う人が大勢いるからです。

サークルやゼミは基本的には価値観が近い人が集まります。おもしろそう!つまんなそう!の感覚が近いです。なので、人をまとめるのも、コミュニケーションを深めるのも感覚が違う人達とやるより簡単です。

企業内は価値観が全く違う人が大勢います。

  • 出世や成長のためにメラメラしている人
  • みんなとうまくやっていければいい人
  • 仕事より遊びの方が大事な人
  • お金はただ稼げればいい人
  • ただなんとなく働いている人

数えきれないほど多くの価値観を持った人の集まりです。

価値観の違う集まりの中で、コミュニケーションを深めていくのはとても難しいです。今まで 自分の中で正解だったことや当たり前だったことも不正解だったりします。集まりが変われば、ルールもいいねも変わるってしまうのですね。

僕が出会う新入社員の方の多くが、自分が積み重ねてきた自信が砕かれた気分になったり、想像していたことと大きく違うことに苦しんでいると言います。

  • 大学時代はコミュニケーション能力があったのに、社会人になったら発揮出来ない
  • ノリが合わないから、話が合わない、話を聞いてくれない
  • 自分がいいと思ったことがいいことであると評価されない

これらは、過去の自分と今の現状を比較することで生まれています。価値観の近い集団で出来たことと価値観の違う集団で出来ることは同じではないということです。過去の自分と今の現状を比較するとつらいので、やめてみるのがおすすめです。

新しいキャラを作る

せっかく積み上げてきたものを見ないようにするのはとても大変ですが、社会人として新しいキャラを自分の中で生んでみると少し楽になります。僕たちは集団で行動するとき、なんとなくキャラを作ったりしてますよね。

友達グループでは、お兄さんキャラやあねご肌キャラ
サークルでは、みんなを引っ張るリーダーキャラ
バイトでは、弟や妹キャラ

所属するグループでなんとなくキャラ設定をしていると思います。同じように会社に入る時も、未来を想像してなりたい自分キャラを無意識に設定していると思います。

  • 仕事がバリバリ出来る新入社員キャラ
  • 信念があり、どんなことにも動じないキャラ
  • 誰とでも話せるおちゃらけキャラ

過去の自分と未来に期待したい自分が交じり合ったキャラ設定はみんな通る道ですが
現実と差が大きいと苦しむ原因の1つになったりします。なので設定したキャラを1回捨てて、自分に合っているキャラを作ってみるのがおすすめです。

大学時代の友人は会社にいるときの自分は知らないですし、同期も配属が異なれば働いているときの自分を知ることは出来ません。最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、思い切って新しいキャラを生んで馴染んでみるのもいいかもしれません。

大学時代のリーダーキャラがいきなり真面目キャラを演じたりしろって話では無いです。リーダー的自分だったり、意外と潜んでいた弟キャラだったりを混ぜ合わせて新しいキャラを作ればいいと思います。無理に自分を偽り続けると壊れてしまいますからね。

自分に合ったキャラを見つけるチャンスでもあるので、1度見直してみてください。

転職する選択肢を持つ

すごくつらいようであれば、辞めてしまうのも選択肢としてはありだと思います。僕はつらかったら会社を辞めてしまえなんて無責任なことは言えません。ただ選択肢としてありという感覚は常に持っておいていいと思ってます。

いつでも辞めてやるって意外と心の武器になります。逃げ道が無いと人間苦しくなっていく一方ですからね。そのために転職サイトに登録してみたり、1年目で辞めた人の話を聞いてみるのもいいと思います。

それを鵜呑みにせず、自分らしい人生を歩むために必要なことを考えるきっかけになったりもします。

ちなみに僕も1年目に登録した転職サイトからのメールはいまだに届いています。案外心の支えになってますよ。人間って不思議で、外から見るとすごく恵まれた環境でも辞めたい人もいますし、絶対ブラック企業だと感じる所でも楽しそうに、健康的に働いている人もいます。

どんな理由で辞めたくなるか分からないんですよ。なので、辞めてしまう選択肢を考えるのはおかしなことではないと思います。それだけで、心の支えになります。

つらい時期は頑張って越えなきゃいけないのか

つらい時期を乗り越えても頑張るべきって多くの人がいいますよね。一方で、石の上にも3年なんて会社側の事情で作られた言葉だから無視すべきと言う人もいます。

でも正解は無いんです。

ただ1つこんな軸で考えてみるのもおすすめです。

「我慢した先にワクワクがあるかで判断すべき」

  • ここを我慢すれば成長できる自分が想像できる
  • 自分がやりたいことにはここで学ぶことが必要
  • 1日話を聞き流せれば、好きな趣味できる

なんでもいいです。今のつらい状況を我慢した1か月や1年先の自分を想像して少しワクワク出来れば、もう少し頑張るのがいいと思います。自分の人生を考えた時に出てくる我慢は大なり小なりあります。なので、受け入れられる我慢なら少し我慢してみるのも悪くないです。

働く価値観は以下記事でも紹介しているので是非読んでみてください。

想像してワクワクしたり、無理だなと感じる事が出来ていたら、自分を客観的に見れている証拠です。本当にマズいのはどうでもいいと感じてしまうことです。

客観的に自分を見る事が出来なくなったら、頑張っている場合では無いので、抜け出す事が大切です。客観的に見れて、少しでもワクワクしたら、もう少し頑張ってみましょう。きっと想像したワクワクが1年後に現れますよ。

まとめ

新入社員ってすごくつらいですよね。僕も振り返って1番つらかったかもしれないと感じています。つらい時期を乗り越えてよかったと思います。でも僕の人生にとってよかったことであり、みなさんの人生にとってよかったとは限りません。

自分の人生をよく出来るのは自分だけです。自分のいいねは自分しか分からないからです。

今新入社員のみなさんは有利な環境で育っています。以下記事を読んで、1つの自信になればうれしいです。

つらい人も多いですし、転職することも悪い時代ではなくなりました。終身雇用制度も崩壊に向かってます。重く考えずに自分のワクワクがある環境を探したり、作ったりしていきましょう。

 

 

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